彼女の卒業した高校に限らず、どうやら大阪の府立高校は、本気で大学に進みたいなら浪人するのが当り前…
誰もクチにはださないけれど、どこかにそんな暗黙の了解があるような空気を感じます。
確かに、地方の進学校から現役合格した私に比べたら、ライムの高校生活の楽しそうなこと! これで名の通った大学に合格しようというのはちょっと虫が良すぎるのでは…
そして見事に予想通り、彼女の現役受験は撃沈となりました。
それはそれで仕方がないとしても…
実際に浪人生活はどんな感じなのか、あるいはどうんなふうに時を過ごせば良いのか…
それは私にも経験のない世界だったので、逆に興味を持つようになりました。
そこで現役時代はほとんど口を出さなかった進学問題に本気で取り組む気になったのです。
ご承知の通り、予備校や家庭教師派遣会社を使えば、浪人に要する費用は私立大学1年間の授業料を遥かに上回ります。言い換えれば、それが彼らの「存在価値」なのでしょうが、100万円を越す費用は確実に家計を直撃するわけで、余裕がなければなかなか、「はい、そうですか」とは云えません。
もともと私はライムに予備校は合わないと思い、最初から家庭教師に狙いを絞って検討していましたが、トライの営業を受けて確信しました。そんな合格必勝テクニックはうちの子には要らない…
そこで方向を変え、企業ではなく個人でやっている家庭教師を探すことにしたのです。
理由は簡単。私は合格させてくれなくても良いから、合格するにはどうしなければいけないのか… というカリキュラムで彼女を指導して欲しかったのです。トライから派遣される先生の評価はトライが決めるわけで、それは必ずしも顧客満足ではなく「大学に合格させること」、ヘタすりゃ、志望校を下げてでも安全なところを受けさせるでしょう。なぜならそれが、自社の社会的評価に繋がるものだからです。しかし、個人の家庭教師は純粋に僕の要望が評価の基準になります。クライアントがそういうんだから、それでOKなのです。
そもそも文系の受験勉強は、本人が一人机に向ってシコシコやらなければ身につきません。そして受験は、絶対的な学力がなければ小手先の技で通じるほど甘くはない。大学別の出題傾向など、データに基づく対策が不要とは言いませんが、所詮は対処策で、本当は非常に脆いものです。しかし、合否スレスレの受験生ほどそれにすがりたがる…
つまり受験ビジネスの「美味しい売筋授業」になるわけです。当然、ヤメラレナイ、とまらない。
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